国立研究開発法人科学技術振興機構次世代人材育成 ジュニアドクター育成塾(KEIO WIZARD)
第2日目を開塾いたしました。

2018年11月10日 【慶應義塾大学殿町タウンキャンパス・セミナールーム】


ジュニアドクター育成塾(KEIO WIZARD)第2日目が本キャンパスにて11月10日(土)に開催されました。

午前は、吉元良太本学ウェルビーイングリサーチセンター特任教授による前回の振り返りに引き続き、本学医学部の中村雅也教授による「再生医療~iPS細胞を用いた脊髄再生医療~」と題した特別講義が行われました。中村教授が取り組まれている脊髄損傷患者さんへのiPS細胞を用いた再生医療について、「再生医療とは何か」、「なぜそれが必要なのか」、「再生医療の発展により日本の未来の医療はどうなるのか」などについて、中村教授の体験や夢も含めてお話しいただきました。「夢を持ち、なぜ?どうして?といった気持ちやわくわくすることを見つけ、熱い思いをもって行動に起こしてみよう」という中村教授のPassionに触発された塾生も多く、終了後の質疑応答は時間を越えて活発に行われました。

午前の講義終了後はグループ毎に塾生とメンターが昼食を取り、交流を深めました。

午後のワークショップでは、本学システムデザイン・マネジメント研究科の永野智久特任准教授より「スポーツデータの取得と活用」をテーマにお話をいただき、「スポーツ」と「テクノロジー」の関わりと具体的なデータの活用・実用方法について学んだ後、屋外で塾生全員がGPS受信機を装着し、ゲームを通して自らの動きをデータ化することを体験しました。

第2日目の講義は「医療」と「スポーツ」を通して、人体の仕組みを知り、考え、科学の進歩を学ぶ一日でした。「科学」と「私たちの日常」がいかに密接に関わっているかを実感した塾生も多かったのではないでしょうか。次回以降も、熱いPassionを持った塾生と共に学びの時間を共有できることを楽しみにしています。

開講の挨拶
塾生とメンターが揃い、2日目がスタート!

吉元特任教授による講義

前回の振り返りを交えてディスカッション

チーミングの様子
グループ毎にメンバー同士で自己紹介をしました。

中村教授による講義
「再生医療-iPS細胞を用いた脊髄再生医療-」

真剣にメモを取る塾生たち

講義後の質疑応答
医療や研究について、多様な質問がありました。

永野特任准教授による講義
「スポーツデータの取得と活用」

カウントゲーム
時間内に1から順に数字を塗りつぶします。

カウントゲーム終了後

殿町第2公園に移動して屋外カウントゲーム

各自がGPSを装着し、自分の動きをデータ化します。

実際にフィールドを走り回り、数字を順に集める塾生たち。

ワークショップまとめ
分析、可視化されたGPSデータ

ワークショップまとめ
データに見入る塾生たち