KEIO WIZARDベーシックコース第2期がいよいよ始動!

2019年9月29日 【慶應義塾大学殿町タウンキャンパス・セミナールーム】


KEIO WIZARDベーシックコース第2期の1回目が9月29日(日)に開催され、選考試験を経て選抜された小学5年生から中学3年生までの塾生40名が初めて顔を合わせました。このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構「ジュニアドクター育成塾」事業の一環として実施しています。

メンターや保護者が見守る中で行われた入塾式では、吉元良太特任教授(ウェルビーイングリサーチセンター)が、塾生に対して本プログラムの背景や目的、目指す塾生像について、激励の言葉とともにお話ししました。

その後、神武直彦教授(システムデザイン・マネジメント研究科)による特別講義「宇宙利用のすすめ~農業からスポーツ、金融まで~」を行いました。宇宙の定義やロケットの仕組みといった宇宙に関する基礎知識から、人工衛星などの宇宙システムを活用した地球観測、衛星測位など宇宙の活用・応用まで、数多くの事柄を動画を交え、わかりやすく解説しました。塾生にとっては「宇宙」が私たちの生活に様々な面で関わっていることを知り、とても興味深い内容でした。また、神武教授は「“どうやって”より“なぜ”、“何のために”、“誰のために”を考える」、「失敗を失敗と思わず、いつか成功、実現につながると考える」など、本プログラムに取り組むための大切なマインドを塾生たちに伝えました。特別講義の後には塾生はグループごとにディスカッションし、感想や意見をまとめた上で数多くの質問をしました。塾生たちからの「宇宙ゴミ」や「宇宙飛行士に必要な素質」など様々な質問に対し、神武教授は詳しく回答し、塾生たちはさらに学びを深めることができた様子でした。

昼休みを挟んで、午後からは、西野瑛彦研究奨励助教(システムデザイン・マネジメント研究科)がファシリテーターを務め、ワークショップ「魅力・課題を発見する」を行いました。異なる視点で物事を見たとき、どのような発見があるのでしょうか?塾生たちはそれぞれ設定した「異人」になりきり、キャンパスの周辺に出てフィールドワークを行いました。外国人や、幼児や高齢者など異なる年代の人、はたまた動物や植物など、皆それぞれの視点でフィールドワークを体験できたようです。フィールドワーク終了後は、グループごとに壁新聞を作成して気づいたことや感じたことを発表し、質問や感想を述べ合いました。案内表示などの視覚のほか、匂いや音、道路の段差など、実際にフィールドワークをしたからこそ感じられたことや気づきがたくさんありました。

いよいよ始まった、ベーシックコース第2期。塾生が互いに協力し切磋琢磨しながら、共に成長するプロセスをKEIO WIZARDは提供していきます。

いよいよベーシック第2期のスタート!!

吉元特任教授【入塾式】

グループごとによる自己紹介を交えたアイスブレイク

神武教授 特別講義「宇宙利用のすすめ~農業からスポーツ、金融まで~」

塾生のほか保護者の皆さんも聴講しました。

講義後の質問タイム。宇宙飛行士になるには?!

ワークショップスタート!午後もがんばりましょう♪

フィールドワーク。キングスカイフロントを異人の目で見て回ります。

キャンパス近くに流れる多摩川も訪れ、様々な発見をしました。

セミナールームに戻り、グループごとに壁新聞を作成します。

イラストを描いたり、コミュニケーションをとりながら楽しく作業。

グループごとに発表。なりきったものや発見したことを共有します。

発表後は塾生やメンターからの質問にも答えました。

ベーシックコース第2期生集合写真