活動報告

活動報告

2017年12月11日 【川崎生命科学・環境センター(LiSE)1階会議室】

殿町ウェルビーイングイノベーションスクール
ヘルスケア・イノベーションの本質をとらえる~『最先端』に惑わされない研究開発と地域社会構築のために~第3回セミナーを開講いたしました。

11月28日にスタートしました「ヘルスケア・イノベーションの本質をとらえる」~『最先端』に惑わされない研究開発と地域社会構築に向けて~の第3回セミナーを開講いたしました。第3回の内容としては「見通す」~行き交う人が社会を変える と題し、第2回に引き続きモデレーターをお勉めいただいたKISTEC教育研修アドバイザー、株式会社モノ・ウェルビーイング代表の榊原正博氏より本日の講師である特定非営利活動法人日本バリアフリー観光推進機構理事長の中村元氏をご紹介いただきました。中村氏からは、ご自身が伊勢志摩地域において立ち上げ、活動を続けている通常様々な事由により中々旅行に出かけることが困難な障害者・高齢者に如何に旅行出かけて頂けるかを旅館、ホテル業を営む方々と共に様々な試みを通じて実践されていることをご紹介いただきました。そのような試みの中で蓄積されたノウハウを基に「パーソナルバリアフリー基準」を設定しバリアフリーを経済システム上で推進することに取り組まれています。障害者・高齢者といってもすべて同じではなく、個別に違った症状であったり、環境要因をお持ちでその状況に応じたサービスの提供ができれば例えばあまりお客の来ない旅館、ホテルが常に満室になるような状況になり得るという事を実践されています。そのためのパーソナルバリアフリーを考えることは重要というお話は説得力のあるお話でした。

講義終了後には、榊原正博モデレーターより受講者を指名させて頂き、ご意見、ご質問を受けましたが様々なアイデア、質問等が出て、あっという間に終了時間を迎えてしまいました。ヘルスケアイノベーションを考えていく上でマーケティングという視点からその本質をとらえていく事の重要性を気づかせて頂いた有意義な講義でありました。

次回第4回目は2018年1月15日に「よく生きる」~現場医師がひとりで歩んだ医療機器開発30年間の隘路 と題し開催予定です。

 

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