KEIO WIZARDベーシックコース第2回目を実施しました。

2019年10月20日 【慶應義塾大学殿町タウンキャンパス・セミナールーム】


KEIO WIZARDベーシックコース第2回目は、吉元良太特任教授(ウェルビーイングリサーチセンター)による前回の振り返りと、自身の経験を交えた「研究のはじまるきっかけ」のお話しからスタートしました。

今回の特別講義は理化学研究所から河合純先生(科技ハブ産連本部予防医療・診断技術開発プログラム副プログラムディレクター)をお招きし、「ゲノム科学から始まった新しい医療の挑戦」についてお話しいただきました。細胞や遺伝子の解説から、がんと遺伝子の関係、がんの発生要因まで、丁寧にわかりやすく解説していただき、塾生たちは河合先生の講義をメモを取りながら熱心に聴講していました。

特別講義の後は塾生たちはグループごとにディスカッションし、感想や意見をまとめた上で多くの質問をしました。塾生たちからの「ゲノム編集」や「抗がん剤治療」、「がんと再生医療研究」などの様々な質問に対し、河合先生は詳しく回答し、塾生たちはさらに学びを深めることができた様子でした。

昼休みを挟んで、自由課題のフィードバックを行った後、西野瑛彦研究奨励助教(システムデザイン・マネジメント研究科)によるワークショップ「アイデアを生み出す」が行われました。塾生たちは、グループごとに「新しい未来をつくるアイデアのプロチーム」として、設定した人物がハッピーになる未来ストーリーを考え、アイデアを出し合い、そのアイデアを「インパクト」と「実現性」の二軸図で整理しました。そしてそのアイデアを使って登場人物がどのような行動や感情を体験するか、カスタマージャーニーマップを作成し、スキット(寸劇)という手法で発表し共有しました。

初回に感じられた緊張も少し解け、塾生たちは交流を深めながら活動を楽しんでいる様子でした。

吉元特任教授による前回の振り返り

アイスブレイク「お絵かきゲーム」

河合先生 特別講義「ゲノム科学から始まった新しい医療の挑戦

質疑応答。多様な質問があがりました。

午後のワークショップ。ブレインストーミングを体験

たくさんのアイデアが並びます。

もくもくと作業する塾生たち。この後50を超えるアイデアが並びました。

たくさんのアイデアを二軸図で整理します。

並べ替えがなかなか難しい…。塾生同士で話し合いながら進めました。

西野助教によるカスタマージャーニーマップの説明

アイデアを選択してカスタマージャーニーマップを作成

ディスカッションしながら楽しく作業

いよいよスキット発表!

スキット発表の様子。アイデアを上手に表現していました。

作成したカスタマージャーニーマップの説明も行いました

質疑応答も活発に行われました。