開催概要

リサーチコンプレックス推進事業における各種ICTプロジェクト等の紹介を通じて人工知能や深層学習等を含む最先端データサイエンスの動向を解説し、具体的な社会実装の手順を示しつつどのように地域や国全体のWellbeing向上に貢献できるのかを解説します。本年度はヘルスケア領域での「イノベーション」創発に重点を置き、デザイン思考を取り入れたワークショップを通じてヘルスケア分野でのアプリ開発をグループで企画する演習も行います。

プログラム

Day1
終了いたしました。

講義タイトル:『第一人者に聞く、ヘルスケアイノベーションの衝撃』

2018年はじめに米国FDAから糖尿病網膜症の診断を眼科医と同等に行える(診断書発行可)AI として認可を受けた「IDx-DR」。開発したIDxテクノロジーズの創業者であるMichael Abramoff博士が来日し、次世代AIとイノベーションに関してセミナーを開きます。受講者はこのイベントに出席します。前後の+30分をオリエンテーションとまとめに使います。

主催:殿町リサーチコンプレックス推進プログラム(中核機関/慶應義塾大学)
協力:国立研究開発法人 国立国際医療研究センター グローバルヘルス政策研究センター(iGHP)
   株式会社トプコン

Day2
終了いたしました。

講義タイトル:『2025年大阪万博:世界に向けて発信すべきライフイノベーション、未来社会の姿とは何か?』

11月23日(日本時間24日未明)、2025年の万博開催地が大阪に決定しました。万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、サブテーマは「多様で心身ともに健康な生き方」、「持続可能な社会・経済システム」です。これは殿町ウェルビーングリサーチキャンパスが追求してきたテーマそのものであり、モデレータである宮田は万博の基本構想委員を務めています。本講義では、現時点での万博構想の最新動向を参加者の皆様と共有します。また万博と連動したテーマで “うめきた2期”という六本木ヒルズを超える規模の巨大都市構築プロジェクトも動きだしています。この構想のキーマンからは、スマートウェルネスシティという未来都市構想についてお話頂きます。一方で世界からの視点も重要になります。既に電子立国を実現し、未来都市の可能性に挑戦しているエストニアからはデジタルヘルスの専門家を迎え、グローバルな取り組みの中での課題や論点について紹介頂きます。また、これら講演の後に、モデレーター、講演者の方々に参加者の皆様を交え、2025年の大阪万博にむけて、世界に向けて発信すべき新しい健康のスタイル、未来社会の姿について議論いたします。

 >>開催会場:慶應義塾大学殿町タウンキャンパス

講師:タリン工科大学 Madis Tiik 博士
   株式会社大林組 大阪本店 建築事業部 プロジェクト推進第一部 部長 舟橋俊一部長

主催:殿町リサーチコンプレックス推進プログラム(中核機関/慶應義塾大学)
協力:世界経済会議 第四次産業革命センター日本支部
   国立研究開発法人 国立国際医療研究センター グローバルヘルス政策研究センター(iGHP)

Day3
終了いたしました。

講義タイトル:『楽しさの先に健康がある! Pokemon GOが拓く、新しい健康のスタイル』

人生100年時代を迎える中で、健康に対する価値観も大きく変わりつつあります。「病気になってから治療する、病気にならない」というアプローチはもちろん不可欠ですが、「魅力的な生き方が自然と健康につながる」というアプローチもまた重要です。Nianticとポケモンが提供する「Pokémon GO」は、位置情報ゲームとしての側面だけでなく、人々の健康に寄り添う新しいスタイルを作った点からも、世界にインパクトを与えました。既に多くの研究ではポケモンを集める行為を通して、外に出る習慣を身につけることができたケースが報告されています。
2018年に8.5億ダウンロードを達成したPokémon GOは更なる発展を続けています。株式会社ポケモンの宇都宮さんからは、活動量の維持や社会的なつながりの獲得など、楽しさの中に健康が寄り添う新たなチャレンジについてお話頂きます。また健康に対する貢献をひとつのビジネス軸としているNiantic社は人々を外に誘い、身体を動かし、物や人に出会うことを会社の方針としています。Nianticの須賀さんからは、テクノロジーが生活にもたらすことができる革新をお話頂きます。また行政との連携も、重要な要素です。「未病」を掲げ、新しい健康像にチャレンジを続けてきた神奈川県からは、坂本さんに先進的な取り組み事例のお話を頂きます。多くの人々にとって健康は、人生を幸せに生きるための手段です。自分は何をしたいのか、どのようなライフスタイルを選びたいのかという点に寄り添っていくことで、一人ひとりの健康の意味を見つけ、人生をより豊かにすることができるかもしれません。後半のセッションでは受講者のみなさんと、EDGE形式のワークショップを通じて、新しい健康を実現するためのアプローチを検討してもらいます。

 >>開催会場:慶應義塾大学殿町タウンキャンパス

講師:株式会社ポケモン 代表取締役 最高執行責任者(COO) 宇都宮 崇人
   株式会社ナイアンティック アジア統括本部長/エグゼクティブプロデューサー 川島 優志
   神奈川県 政策局 ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 ヘルスケアICTグループ グループリーダー 坂本 豪朗
主催:殿町リサーチコンプレックス推進プログラム(中核機関/慶應義塾大学)
協力:株式会社ポケモン
   株式会社ナイアンティック
   神奈川県

日程 Day1: 2018年10月22日(月)
Day2:2018年12月12日(水)
Day3:2019年 1月23日(水)
会場 慶應義塾大学殿町タウンキャンパス
(〒210-0821 神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-10 Research Gate Building TONOMACHI 2-A棟 4階)地図

※会場は変更となることがございますので予めご了承を願います。変更等ございましたら逐次ご連絡を致します。
募集人数 各回30名程度
コース責任者 宮田裕章
慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学 教授
受講について
  • 社会人、一般参加の方々は単独受講が可能です。
  • 慶應義塾大学大学院生は3日間通しての受講が単位取得の条件となります。
受講料

無料

受講申込 受講ご希望の方は、本ページ下記フォームからお申込みください。
お申込締切日 Day3締切日 2019年1月15日(火)
受講申込の流れ
  1. 募集開始
  2. 受講希望者⇒ウェブサイトから受講申込ください。
  3. 運営事務局⇒申込者へ受理メールを送付いたします。
  4. 運営事務局⇒申込多数の場合は選考を行います。
  5. 運営事務局⇒受講者確定後、該当の申込者に受講証をメールにて送付いたします。

キャンセルの連絡
お申し込み後にやむを得ない理由によりキャンセルされる場合には、運営事務局までメールにて速やかにご連絡ください。

キャンセルポリシー
本講座は無料の為、キャンセル料金はかかりませんが、お申し込み後にキャンセルをされる際には、必ず受講日の3日前までに運営事務局あてにメールにてご連絡をお願い致します。 ご連絡なくキャンセルをされた場合には、今後実施予定の講座へのエントリーをお断りすることがございますのでご留意願います。

講座日時の変更について
本スクールの都合により開催日時を変更する場合には、講師の急病などやむを得ない場合を除き、原則として講義開催の7日前までに運営事務局よりメールまたは電話にてご連絡いたします。 その際、改めて参加・不参加のご希望を確認させていただきます。

講座日時の中止について
本スクールの都合により講座を中止する場合には、講師の急病などやむを得ない場合を除き、原則として講義開催の7日前までに運営事務局よりメールまたは電話にてご連絡いたします。

天候事情などによる受講キャンセルについて
運営事務局から講座の変更・中止のご連絡を行わない限り、当日の天候事情(降雪などの事由)により欠席される場合にも受講者の都合でのキャンセルとなりますことを、予めご了承ください。

お問合せ 殿町ウェルビーイングイノベーションスクール運営事務局
E-mail:info@tonomachi-wb.jp