活動報告

活動報告

2019年2月20日(水)13:30~16:40【高津市民館 大ホール】

第3回ウェルビーイング百寿シンポジウム「みんなで伸ばそう!健康寿命」を開催いたしました。

超高齢社会を迎えている日本において、高齢者の方々の健康長寿を実現するためのコホート学術調査を慶應義塾大学と川崎市が連携しスタートしてから2年余が経過し、地域の健康な高齢者の方々にご協力を頂き、目標である1000名を超える方々の貴重なデータ収集、基礎調査を無事完了いたしました。

当日は、ご協力を頂いた高齢者の方々を中心にお招きをし、230余名の方に参加を頂く一大イベントとなりました。

シンポジウム冒頭には、リサーチコンプレックス推進プログラムオーガナイザーであり慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンターの吉元良太特任教授よりご挨拶及び殿町リサーチコンプレックス推進プログラムの概要を講演頂き、共催である川崎市の加藤純一副市長よりご挨拶を頂きました。

その後、最初の講演として主幹を務める慶應義塾大学医学部 百寿研究センターの新井康通専任講師より川崎市高齢者コホート学術調査結果の報告及び今後このデータを活用させて頂き継続して調査研究を進めていく事のご報告と初期解析結果から見えてきた健康長寿の秘訣等を講演頂きました。続いて、慶應義塾大学医学部 整形外科学教室 先進運動器疾患治療学講座の宮本健史特任准教授より『骨粗鬆症対策でロコモ治療』、慶應義塾大学理工学部 外国語・総合教育教室の高山緑教授より『地域参加と幸福感』、慶應義塾大学 スポーツ医学研究センター 大学院健康マネジメント研究科の小熊祐子准教授より『プラス・テンでからだもこころも健康に』と題しそれぞれ講演を頂きました。講演終了後には慶應義塾大学 スポーツ医学研究センターの齋藤義信先生指導により『プラス・テン体操』を会場で行って頂き、ほぼ全員の高齢者の方々が元気に体操をされました。

体操終了後には、休憩をはさみ昨年同様実際の調査として実施している「爪床毛細血管顕微鏡検査」や「高齢者体力測定」「iPadを用いたものわすれチェック」「高速姿勢測定システム(ケアピット)」を体験して頂き、日ごろの健康に関する疑問にお答えする『質問コーナー』を設置し、それぞれの専門医師によりアドバイス等を行いました。

体験コーナーを設置した会場内は、大半の高齢者のご参加で一時会場はごった返すほどでした。参加を頂いた高齢者の方々の元気には、運営スタッフも驚かされるほどで、閉会時間を過ぎても体験コーナーの列が途切れず、終了時間を50分近く延長致しましたが、事故もなく無事皆様に様々な体験をしていただく事が出来ました。

来年度以降も継続して元気な高齢者の方々とのコミュニティー形成をしてまいります。

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