2023年度活動報告

2024年3月17日 KEIO WIZARD X FIELD ~第2回KEIO WIZARD ALUMNI同窓会~ を開催いたしました
2024年2月18日 第6期生 ベーシックコースが修了いたしました
2023年12月24日第5期アドバンスドコースが修了いたしました。
2023年11月4日、5日【受講生受賞のお知らせ】
JSTサイエンスカンファレンス2023みんなが選ぶ研究発表賞/研究発表優秀賞
を受賞いたしました。
2023年9月24日KEIO WIZARD“GLOCAL”ベーシックコースがスタートしました。
2023年8月25日〜27日アドバンスドコースではサマーワークショップを実施いたしました。
2023年5月21日第5期アドバンスドコースがスタートいたしました。

2022年度活動報告

2023年2月12日第5期ベーシックコースが修了いたしました。 ( 動画はコチラ)
2022年12月18日第4期アドバンスドコースが修了いたしました。
2022年9月11日ジュニアドクター育成塾第5期ベーシックコースがスタートいたしました。  
2022年8月19日~21日アドバンスドコースではサマーキャンプを実施いたしました。( 動画はコチラ
2022年8月8日第1期から第3期、アドバンスドコース修了生の同窓会を開催いたしました。
2022年7月29日第5期ベーシックコースの塾生が決定いたしました。
2022年5月29日第4期アドバンスドコースがスタートいたしました。

2019年度活動報告

第1日目
9月29日(日)10:00-16:30
入塾式

挨拶: 吉元良太(慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター特任教授)
特別講義:
宇宙利用のすすめ〜農業からスポーツ、金融まで〜
講師: 神武直彦(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
本講義では、地球を含む宇宙や、惑星、そして地球を周回する唯一の衛星である月の説明から始め、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションといった宇宙システムについて紹介します。その上で、現在の我々の生活に欠かすことができない社会基盤になりつつある人工衛星による地球観測、測位、通信・放送についてその仕組みから利用方法について解説します。カーナビや天気予報といった既に社会の仕組みとしてなくてはならないものになりつつある活用事例から、農業、スポーツ、金融などでの新しい活用事例を紹介することで、我々も宇宙人であり、地球人であり、また、宇宙システムは「特別な人が創る」だけでなく「誰もが使う」時代になってきていることに触れ、未来の宇宙活動について議論したいと思います。
ワークショップ:
魅力・課題を発見する

教室を飛び出して観察を行い、身近で面白いと感じたこと・疑問・発見を記録に残し、そのデータを可視化し、考え、伝えることを通じて、調査・分析手法を学びます。物事を異なる視点から捉える能力を身に付けます。

第2日目
10月20日(日)10:00-16:30
特別講義:
ゲノム科学から始まった新しい医療の挑戦
講師: 河合純(理化学研究所 科技ハブ産連本部 予防医療・診断技術開発プログラム 副プログラムディレクター)
ヒトは約22,000個の遺伝子をもっています。これは20年前に世界6カ国24機関の研究者が10年の歳月をかけた「ゲノムプロジェクト」の発見です。研究者たちの夢のひとつは、病気を遺伝子の言葉で理解したいことでした。たとえば「がん」は遺伝子の病気と言われています。では、どのようにして「がん」が発生するのでしょうか?なぜ「がん」は発生するのでしょうか?はたして「がん」をもたない生物は存在するのでしょうか?遺伝子を研究した結果、「がん」の新しい治療薬が生まれています。「がん」の新しい治療法の開発が進んでいます。「がん」と「遺伝子」の話しをとおして、ライフサイエンスの楽しさを感じてもらえたらと思います。
ワークショップ:
アイデアを生み出す

多様な参加者と共にアイデアを出して、考えを整理して、メッセージを効果的に相手に伝える手法を学びます。調査・分析を進め、将来、アイデアが誰のためにどのように役立つのかを想像します。アイデアを創出し、そのアイデアの実現方法などのシナリオを作成する力を身に付けます。

第3日目
11月24日(日)9:00-15:30
特別講義:
医療・見えないものを見える化する
講師: 東村享治(コニカミノルタジャパン株式会社ヘルスケアカンパニー顧問、帝京大学医療技術学部 客員教授)
本講義では、医療の現場において、診断や治療に重要な役割を果たしている一般X線検査、CT検査、MRI検査、PET検査、超音波検査等の医療画像を紹介します。さらに見えないものを見える化する新しい技術の紹介として、これまで息止めの静止画で見ていた単純X線画像を、息止めなしで撮影し画像処理した動画像が人体の形態から機能画像へと診断情報を拡げました。また、肺がんの見落としを防ぐための最新画像処理技術を駆使して胸部単純X線画像から肋骨のみを外した画像は、命につながる価値ある画像へと変わりました。今後、医療の質を向上し、医療安全を確保するAIを利用した医療画像の未来予想をお話して、これまでの限界を超え、想像を超える次世代型画像を皆さんと共有できればと思います。
ワークショップ:
聴いて、話して、改善する

対話によりアイデアを改善し、シナリオを創る考え方やその方法を学びます。慶應義塾の「半学半教」の精神に基づいて、慶應義塾で実施しているグローバルサイエンスキャンパス(GSC)を受講する高校生をお招きし、GSCで実施している研究やスウェーデンやイスラエルでの海外研修での成果を理解します。その上で、KEIO WIZARD 2019の受講生がそれまでのワークショップの成果を発表すると共に多様な意見を聴いて、話して、改善することを経験します。

第4日目
12月22日(日)10:00-16:30
特別講義:
脳・心・AI・幸せ
講師: 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
心と幸せの科学についての講義をおこないます。心についての学問は、心理学、脳神経科学、認知科学、精神医学など、様々な分野にまたがっています。講演者は、工学者の立場から、心に関する研究を行ってきました。本講義では、特に「幸せとは何か」にフォーカスを当て、講演者らの研究結果について述べます。具体的には、幸せには長続きする幸せと長続きしない幸せがあること、幸せな人は左脳前頭葉に神経の発火が見られること、日本人は心配しやすい遺伝的傾向があること、心の幸せは「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」の4つの因子を満たすことによって得られることなどについて述べます。幸せについての理解や、これからの人生の歩み方についてのなんらかのヒントが得られれば幸いです。
ワークショップ:
形にして確かめる

アイデアを実際に形にするプロトタイピングを経験し、アイデアの魅力や課題を検証することを学びます。頭で考えるのだけではなく、実際に手足を動かしながら考えることの大切さを学びます。

第5日目
1月19日(日)10:00-16:30
特別講義:
スポーツ・身体活動のすすめ ~今、世界中で必要なこと~
講師: 小熊祐子(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター・大学院健康マネジメント研究科 准教授)
身体活動(体を動かすこと全般)には多くの健康上の効果が認められていますが、世界の不活動者の割合は一向に減りません。2018年5月には世界保健機関(WHO)総会でその重要性が決議され、「身体活動についての世界計画2018-2030」が作成されています。2030年までに不活動者の割合を15%減らすことを目標に掲げました。推進には健康・スポーツの専門分野だけでなく、交通や都市計画、市民社会、研究組織、コミュニティ、そして住民一人ひとりが、多分野で連携し、取り組んでいく必要があります。東京オリンピック・パラリンピックが翌年に迫った今、スポーツ・運動・身体活動に注目が集まります。これを機会に、次の社会を担う皆さん一人ひとりが能動的に考え、行動してほしい。そんな思いを込めて話します。
ワークショップ:
想いと成果を伝える

共感をよぶコミュニケーションを実現する方法を学びます。どのように伝えると自分の想いや成果が相手に伝わるのかを学びます。今までどのようなコミュニケーションに感動したか、なぜ伝えることが大切なのか、など、伝えることの楽しさや難しさについて深掘りします。

第6日目
2月16日(日)10:00-16:30
特別講義:
SDGsと世界のソーシャルデザイン
講師: 上田壮一(Think the Earth 理事、多摩美術大学 客員教授)
SDGsは「未来の世界を変革しよう」という強い意志をもって、全ての国連加盟国が合意した目標です。目標達成のためには、社会性と創造性を兼ね備えた革新的な取り組みが求められます。昨今注目されているソーシャルデザインという視点を軸に、プロから若者の取り組みまで世界の事例を紹介します。
ワークショップ:
未来を創造する(成果発表会)
修了式

ポスター発表、動画発表、エレベーターピッチなどの発表方法を自由に選択し、自分の身近な興味・関心が世界とどのように繋がっていたかなどを魅力的に発表し、今後の目標を周りと共有しながら未来の自分の姿を創造します。

※変更後のプラグロムの内容については下記の「KEIO WIZARD 第1期 ベーシックコース スケジュール」をご確認ください。

2018年度活動報告

第1日目
10月28日(日)10:00-16:30
入塾式

特別講義:
宇宙
講師: 神武直彦(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
ワークショップ:
発見
身の回りにはどんな疑問や発見が隠れているだろうか?

教室を飛び出して観察を行い、身近で面白いと感じたこと・疑問・発見を記録に残し、そのデータを可視化し、考え、伝える。

第2日目
11月10日(土)10:00-16:30
特別講義:
医療(再生医療)
講師: 中村雅也(慶應義塾大学医学部整形外科学教室 教授)
ワークショップ:
スポーツデータ
どうすれば自分の運動を分析できるだろうか?

スポーツデータサイエンスを通じて、身の回りのデータの活用方法を学習する。具体的にはセンサーを使って、外で走ったり、スポーツで身体を動かしたりしたデータを収集・分析し、現状をどのように改善できるか考える。

第3日目
12月16日(日)10:00-16:30
特別講義:
医療(がん)
講師: 佐谷秀行(慶應義塾大学医学部先端医学研究所 教授)
ワークショップ:
アイデア創出
どうすれば今までにないアイデアを出して、共感してもらえるだろうか?

アイデアをみんなで出して、考えを整理して、メッセージを効果的に相手に伝える手法を学ぶ。実際フィールドに出て動画撮影し、編集・提示の工夫方法を習得する。これらの作業を通じて、物事を異なる視点から捉える能力を身に付ける。

第4日目
1月20日(日)10:00-16:30
栄誉講義:
体内病院
講師: 片岡一則(公益財団法人川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター センター長、東京大学名誉教授)
ワークショップ:
先端技術体験
最先端技術は将来、どんな未来をつくり出せるのだろうか?

専門家と一緒に社会で話題の最新端科学・技術で遊ぶ!技術の既存活用事例を紹介して、技術が社会課題解決に役立つことを学ぶ。調査・分析を進め、将来、先端技術を誰のために使えるかを考える。

第5日目
2月3日(日)10:00-16:30
特別講義:
A I
講師: 桜田一洋(理化学研究所医科学イノベーションハブ推進プログラム副プログラムディレクター)
ワークショップ:
探究
自分の気になることは世界とどのように関係しているのだろうか?

身近な興味・関心をきっかけに、国連で採択されているSDG「持続可能な開発目標」などを参考に世界に視野を広げ、グローバルに考える思考を養う。教授・専門家・メンターとコミュニケーションを図りながら仮説を立て、最終発表までに仮説の検証を行う。

第6日目
2月10日(日)10:00-16:30
特別講義:
心・幸福
講師: 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
成果発表会
修了式
どうすれば周りの人と共に、新しい一歩を踏み出せるのだろうか?

ポスター発表、動画発表、エレベーターピッチなどの発表方法から自由に選択し、自分の身近な興味・関心が世界とどのように繋がっていたかを魅力的に発表し、今後の目標を回りと共有しながら将来の自分の姿を創造する。